SAPPORO もいわ山公式サイト もーりす通信

もいわ山エッセイ

2012年9月号

  早朝、白々と明ける頃に藻岩山の登山道を歩いていると、
足下に小さな青い花がたくさん揺れていました。
すると突然に記憶が40年ほど一気にタイムスリップし、ある詩の一節が頭を駆け抜けたのです。
記憶の中で蘇った詩の内容は…。

朝、草を刈れば草の中に
月のにほいが残っている
それが私の足をぬらし、手をぬらし、心をぬらす
露草の瑠璃の色は
夢のかけらかひんやりと
ただ青くして悲しいばかり

 題名は確か平仮名で「つゆくさ」だったような…。
一体誰の作なのかも、記憶の中ではまったくもって不明です。
そして詩は記憶が40年戻ったといっても正確ではなく、
部分的に自己アレンジの記憶となっていることでしょう。
 突然に記憶の中から鮮明に詩が蘇ってくることなど多くあるものではありません。
それではとばかり調べてみると露草とは別名「月草」とも呼ばれていて
朝に咲いた花が昼にはしぼんでしまうということがわかりました。
 詩の中にある「月のかけらか…」まさにこの一文は、この「月草」に
かけているのでしょう。
この可憐な野草から、めぐらされた詩の物語に脱帽です。

登山では山頂に着いた達成感が醍醐味ですが、登山道で出会う野草や動物、
四季と共に移り変わる風景もまた楽しいものです。
刻々と変わる自然が相手ですから、同じ風景は二度とないというのも頷けますね。

 季節は9月。
残暑も一段落し、気温的にはこれから登山もしやすくなります。
野草との出会いを探しに、藻岩山へ出かけてみませんか?

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